東北支社制作技術課
2011年入社
S.A
スローオペレーター(EVS)
インタビュー
- クロステレビビジョンに入社しようと思った理由を教えてください。
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きっかけは、当時通っていた専門学校の先生が、この会社の出身だったことです。当時の私は制作志望だったのですが、その先生から「クロステレビビジョンなら実力を付けられると思うよ」とアドバイスをいただき、志望したことが始まりです。今担当している業務も視聴者の方々にどんな印象を与えるかなど考える部分が多く、制作の仕事に近い部分があると思っています。
- 印象に残っている仕事を教えてください。
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印象に残っている仕事は、2つあります。
1つはリオデジャネイロオリンピックの仕事で、現地から送られてくる映像を日本で放送するために編集する業務を行った時のことです。
私が担当した競技で日本人選手が優勝し、その放送のエンディングVTRを作成しました。安室奈美恵さんの“Hero”とともに私の編集したVTRが放送された瞬間、とても光栄に感じたことを覚えています。
もう1つは2013年、東北楽天ゴールデンイーグルス優勝の年に中継に携わった時のことです。優勝が近くなるにつれてチームの勢いや熱気、地元のお客さんの興奮に加えて、私たちスタッフの気持ちも高まっていくのを近くで感じたので、とても印象に残っています。
- 仕事で大変なことやこれまで辛かったことは?
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中継において演出意図をくみ取ることはとても重要です。それを共有するために制作さん(演出)と打ち合わせをして中継の方向性を確認します。しかし、スポーツというのは同じ競技でも試合のたびに展開が全て違うので、自分の中でも想像を働かせて作業をしなくてはならず、最初はそれについていくのが大変でした。今ではその部分もやりがいに感じています。
そして、演出意図を十分にくみ取れず、納得のいく形にならないととても悔しい気持ちになります。
- 仕事(担当職種)の魅力・やりがいを教えてください。
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カメラマンさんや音声さんなど、スタッフ全員の力を合わせて1つの中継を作り上げることはとても魅力的だと思います。そして、その映像を使って、ハイライトやエンドVTRを作成するという重要な役どころを担当できることにやりがいを感じています。特に、エンドVTRは番組の一番最後に流すものです。中継全体の印象を左右すると思って作っているので、自分でも納得できるものができた時や、同じ現場のスタッフから「今日のエンドVTR良かったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しいです。あとは、スポーツ好きである私の家族に自分たちの中継を見てもらえることも、入社当初から私のやりがいになっています。
- 今後やってみたいことや夢を教えてください。
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私がまだ経験した事のない競技が、まだまだ、多くあります。それらの映像制作に携わり、スキルアップしていきたいです。
また、一緒に仕事を行う、若い力を持った仲間が増えてほしいので
さらに、働きやすく一緒に多くの映像制作が、できるような環境をつくっていきたいです。
- 映像業界を目指す学生にひと言お願いします。
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スポーツやバラエティなど、目指すジャンルがあるのであれば、それを中心にテレビをたくさん見てほしいなと思います。
そして、「自分がカメラマンならこういう場合はどういう映像を撮るかな?」「編集する立場ならどんなシーンのどんな映像を使うかな?」などを想像をしながら見てもらうと、現場の実感が湧くかと思います。
タイムテーブル
オリンピックの、受けサブと呼ばれる業務の一日です。
この業務は、競技が開催されている現地から送られてくる映像を、日本で放送するために編集する仕事です。
実働時間はそんなに長くありませんが、現地との時差の関係でその日ごとに勤務時間が変動します。
※開催国によっては業務が深夜になる場合もあります。
- AM8:00
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ホテル出発
局社近くのホテルを出発し、徒歩で向かいます。
- AM8:30
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到着
局社に到着です。
自分の担当する競技と使用機材、現地からちゃんと映像が送られてきているかなどを確認します。
- AM9:30
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打ち合わせ(技術打ち合わせ)
「どんな内容で作るのか」「尺はいくつか」など、制作さんとその日作成するVTRについて話し合います。
その日の競技によってハイライトのみを作る日もあれば、4時間かかった競技を放送用に2時間に編集する日もあり、その都度内容が違うので、毎日確認します。
- AM10:00
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競技開始
競技開始とともに、打ち合わせで確認した内容を参考にしながら、編集で使うところをクリップとして残していきます。この作業をしないと編集が始められないので、大切な作業です。
- PM0:00
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競技終了
ここから本格的に編集を開始します。競技中に残しておいたクリップを使用して編集します。決められているVTRの尺に合わせなければいけないため、細かい調整が必要です。でき上がったら、制作さんとともにチェックし、OKが出たら終了になります。
- PM1:00
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業務終了
仕事が終わったら美味しいごはんを食べ、ホテルの部屋で自分の作成したVTRを見たり、次の日に備えて体を休めたりして、自由に過ごします。
本社制作技術部制作技術課
2013年入社
O.T
カメラ
インタビュー
- クロステレビビジョンに入社しようと思った理由を教えてください。
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自分が学生の頃にサッカーやラグビーをやっていたこともあり、スポーツが好きでカメラで撮ってみたいと思ったからです。その他にも、日本全国や世界にある競技場やドームに行くことになった時などは、現地を知るのに良い経験になると思いました。
- 印象に残っている仕事を教えてください。
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2016年のリオデジャネイロオリンピックです。海外での初仕事がオリンピックで、ブラジルという日本から離れた国で国際大会のカメラを担当するのはすごく良い経験になりました。柔道とレスリングの中継カメラを担当しましたが、自分が撮った選手や金メダルが世界中に配信されていると思うと、興奮が収まらなかったです。
- 仕事で大変なことやこれまで辛かったことは?
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学生時代にテレビ業界やカメラのことなどを勉強してこなかったので、入社してから理解するのは大変でした。自分がまともにできないケーブル巻きを同期が簡単にできていたり、カメラの扱いに慣れていたりすると焦りが出ました。カメラを担当するようになってからは、自分の撮っている画がテレビで流れていることにプレッシャーを感じ、技術的な面でうまくいかないことをつらく感じました。
- 仕事(担当職種)の魅力・やりがいを教えてください。
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例えば、スポーツの試合だと一試合にかける思いが視聴者以上に強くなる点です。スポーツはやり直しがきかないので、盛り上がっている場面や選手が泣いているところなど、リアルを伝えられるようにカメラを回すのは楽しいですし、魅力だと思います。
- 今後やってみたいことや夢を教えてください。
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カメラマンとして様々な現場に行かせてもらい、先輩、外部の方にたくさんの事を勉強させて頂きました。今後は、カメラが上手くなるのはもちろんスイッチャーとしても活躍できるように頑張りたいと思います。 また、自分だけが向上するのではなく後輩たちにも伝えて一緒に現場を盛り上げられたらと思います。
- 映像業界を目指す学生にひと言お願いします。
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私は、映像業界の勉強をせずに入社したので、「知識がないから入れない」とは思わないでほしいです。仕事に積極的に取り組むこと、関わってみたいスポーツといった好きなものを持つことが、知識よりも大事だと思います。あとは、いろいろな人たちと仕事をすることが多いので、あいさつはもちろん、コミュニケーションも大切です。
タイムテーブル
夏の高校野球地方大会中継の1日です。
- AM6:30
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ホテル出発
- AM7:30
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現場入り (カメラチェックなど)
- AM9:30
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打ち合わせ(技術打ち合わせ)
- AM10:30
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本番開始
- PM2:00
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本番終了 撤収開始
- PM4:00
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撤収完了 (機材チェックなど)
- PM6:00
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帰社、機材を片づけた後、退社