スイッチャー
スイッチャーとは? スイッチャーとは、スポーツ中継やスタジオ番組を放送する際に、複数の素材から必要なものを選択し、その番組に合った映像に切り替えるという重要な職種です。制作(ディレクターや監督)側の演出意図をくみ取り、テレビで伝えたいことを的確に考え、複数の映像を切り替えながら表現する仕事です。映像の切り替えだけでなく、番組全体を把握できていないと成り立たないポジションです。
- 東北支社制作技術課 1996年入社
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スイッチャーY.Y
先輩からのひと言
スイッチャー業務は、正直すごく緊張するポジションだと思います。
ボタンを押し間違ったり、スイッチャーとしての判断を誤ったりすると、伝えたいことが伝えられません。しかし、やり遂げた時には、大きな達成感を得られる職種です。
個人的には、とてもやり甲斐のあるポジションだと思っています。
カメラ
カメラとは?
カメラマンとは、映像を通して視聴者の方々に現場の臨場感などをお伝えする職業です。
現場の状況を伝えるためには、どの位置から撮るか、どんなサイズで切り取ったらより分かりやすいかなど様々なことを考えながら撮影しなければなりません。
また、中継の流れの中で他のカメラマンがあんな映像を撮っているから、自分はこんな映像を続けて撮ろうなど、どのように現場の熱量を伝えられるのかスタッフ全員で考えながら取り組むことでより良い作品に仕上げることができます。
- 本社制作技術部制作技術課 2015年入社
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カメラI.T
先輩からのひと言
これまでスポーツ中継、ENGなど様々な業務に携わらせていただきました。
どのようにすれば上手く伝わるのかなど悩むことは沢山ありますが、それでも自分で撮影したものが放送されていると思うととてもやりがいを感じています。
音声
音声とは?
弊社の音声業務は、スポーツの生中継やENGでの録音業務がメインです。スポーツの他にも様々なイベントの生中継・収録に関わり、ENGでは企業の社長や著名人のワンショットインタビューから出演者多数のバラエティの収録まで行います。スタジオでの生放送や番組収録の業務もあります。
入社後は、まずフィールドでの集音を覚えてもらうことから始め、どの場所にどのマイクをどのように設置すればどんな音が録れるのかを考え、理解してもらいます。将来的にはミキサーとなり、放送の画に合った音を届けます。
- 本社制作技術部制作技術課 2002年入社
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音声I.T
先輩からのひと言
弊社は全国各地に支社があり、1年を通して北海道から沖縄までいろんな現場へ行くことができるのが楽しいです。
仕事のやりがいは、覚えた集音の知識を活かし、テレビの前の視聴者にまるで自分自身が現場にいるような音を届けることです。
ご縁があればたくさん現場に出て、いろいろな話をしながら仕事を覚えて、一緒に良い作品を作ってみませんか?
VE(ビデオエンジニア)
VE(ビデオエンジニア)とは? 主に中継の内容に合わせて映像機材を接続・設定して映像信号を管理し、収録・伝送などを担当する職種です。機器トラブルの発生時には、別系統で中継が続けられる安全なシステム作りが求められます。そのため、機材の扱い方を細部まで理解することはもちろん、簡単な修理はその場で行えるような電気的な知識が必要です。また、カメラで撮影した映像の色や明るさも調整するので、美術的センスも欠かせません。表向きには目立たない職種ではありますが、縁の下の力持ちのような存在です。
- 本社制作技術部制作技術課 2002年入社
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VE(ビデオエンジニア)K.K
先輩からのひと言
電気系の勉強をしてきた自分にとっては、VEの仕事内容はどれも興味深いものばかりでした。覚えるべきことがとても多い職種ですが、一度覚えてしまえば、様々な中継現場でその知識が生きてきます。現場での要望や機器トラブルに柔軟に対応できた時は、特に喜びを感じます。
スローオペレーター(EVS)
スローオペレーター(EVS)とは?
中継車内で専用のコントローラーを使い、速度を調整しながらカメラマンが撮影している映像を再生するのが、主な仕事です。
例えば、野球だとボールを投げる瞬間、ボールを打つ瞬間などをスローモーションで表現します。
「今のシーンをもう一度」「よかったシーンをまとめて」などの編集作業も行います。
中継の映像制作として、ストーリーや視聴者が見たいところを考えながら、ディレクターの要望にも応えます。
- 本社制作技術部制作技術課 2012年入社
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スローオペレーター(EVS)T.R
先輩からのひと言
中継中にあった出来事を時間内に自分で考えて構成し、編集する点が面白いところだと思います。
編集をしながらスローも出す機会が多々あるので、作業を編集からスローへ瞬時に切り替えられる集中力が必要です。
中継中は大変ですが、その分の達成感は大きいです。
編集
編集とは?
クライアントが持ち込んだ収録映像や写真、プロジェクトデータなどをもとに、放送フォーマットへ整える仕事です。
様々な映像をつないだり、いらないところをカットして映像を番組尺にしたり、映像の色をより綺麗に見やすくなるように調節したりします。
また、テロップを使って伝えたいことを強調したり、CGや効果(エフェクト)を使って印象的な画を作ったりします。
その他には、テロップ自体の作成やダビング業務があります。
- 本社制作技術部メディア課 2009年入社
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編集M.H
先輩からのひと言
編集は、細かい設定や確認といった作業も多い仕事です。また、作業だけではなく、クライアントやディレクターとコミュニケーションをとることも必要です。時には難しい依頼に苦戦することもありますが、1つの映像が完成した際は、とても大きなやりがいと達成感が得られます。
MA
MAとは?
MAとは、マルチオーディオの略称です。テレビ番組やCM、VPなどの編集された映像に、音響効果さんの持ち込んだ音楽や効果音(生音の必要があれば録音することもあります)を足していきます。VTRに収録されているスタジオ音声やロケ音声(同録といいます)を聞き取りやすく編集したり、プラグインなどで加工(整音)したりして、アナウンサーや声優、ナレーターさんのナレーションやセリフを録音します。最終的にMAミキサーがそれぞれの音のバランスをとってミックスし、1つのパッケージにします。
最近では映像の4K化に伴い、5.1chなどのサラウンド音声のコンテンツも増えてきているように思います。
- 本社制作技術部放送技術課 2006年入社
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MAH.T
先輩からのひと言
入社して10数年が経ちますが、未だに難しく、けれどやりがいのある仕事だと思います。音は目には見えないし、正解もないので、自分の感覚や感性が試されます。専門的で難しそうと思う人もいるかもしれませんが、専門知識は仕事をしながらでも覚えていけるので、学生の皆さんで音に興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!
照明
照明とは? 照明スタッフの仕事は「平面のテレビ画面に映る人や物を、照明の光と影を操って立体的に見せる」「フィルターや色調整を使用して暖かさ・寒さだけでなく、時には人物の喜怒哀楽を表現する」「番組の演出をより一層際立たせる」「商品撮影では商品の形・質感が見ている方に伝わりやすくなるような照明の当て方をする」「食品撮影では食品の本来の素材を引き立てるような照明の当て方をする」など、ライティングで様々な表現・表情を魅せることができる仕事です。
- 本社制作技術部放送技術課 2015年入社
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照明N.M
先輩からのひと言
「照明に正解はない」――この業界ではよく耳にする言葉ですが、確かにその通りです。
仕事の内容によっては、決まりごとや照明に関する要望があることはあります。それでも、撮影時に自分の好きな照明を使用したおすすめのライティングに好感を持たれ、そのまま収録された際などは、自分の好きな照明が通用したという喜びとやりがいを感じます。
マスター
マスターとは?
送出マスターとは、放送局の内外で制作されて完成した番組素材を、放送進行表に従い送信所に送り出す仕事です。
業務内容は、主に実際に放送されているテレビ画面を見てノイズなどの問題がないかを確認する監視及び異常時の対応です。地震などの災害時には、緊急情報を番組の途中から送出するといった緊急対応を行います。
- 本社制作技術部放送技術課 2003年入社
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マスターK.T
先輩からのひと言
自分が携わったニュースや、災害時の緊急情報を素早く送出することで、災害にあわれた方のお役に少しでも立てているかもしれないと思います。現場の方が作成した番組を視聴者が安心して見られるよう、最後の砦として責任を持つと同時に支えているという実感があります。
制作技術(放送局常駐)
制作技術(放送局常駐)とは? 放送局の制作技術という仕事は、放送局内のスタジオカメラやVEのような番組制作に関わる幅広い業務をこなします。時には番組内の中継やスポーツ中継でカメラマンをしたり、ロケカメラを担当したりと放送局外での業務も行います。また、地方放送局のTV・ラジオ・FMで放送されるローカルニュース番組を時間通りに送出したり、番組内で取り扱うデータ放送のデータ登録・送出・データ集計といった業務も存在します。多くの人たちと連携して「番組の安定送出」に努めているのが放送局常駐の制作技術です。※放送局により業務内容は異なります。
- 関西支社放送技術課 2014年入社
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制作技術(放送局常駐)N.Y
先輩からのひと言
放送局常駐の制作技術は1つのミスが放送事故に直結します。特にニュース番組や台風などの災害情報は、間違った情報を視聴者に提供しないように細心の注意を払う必要があります。プレッシャーを感じることもありますが、カメラ中継で地方のイベントを撮影したり情報番組の送出や現場中継をすることで自分の仕事が誰かの役に立っているという事にとても喜びを感じます。
ディレクター
ディレクターとは? ディレクターとは、映像の方向性を決める人のことです。ディレクターの仕事は、クライアントの「見せたい」「紹介したい」物事を、どのように見せれば効果的に視聴者に届けられるかを考え、クライアントと双方にとって良い映像作品を作ることです。撮影する前には構成台本で話を考え、撮影がスムーズに進行するようスケジュールを作成。撮影本番では、現場で出演者やスタッフに指示。さらに撮影した映像素材をクライアントや視聴者が求める映像作品に昇華させるため、編集作業に従事して、世に出し完成。これらすべてがディレクターの大切な仕事です。
- 東北支社制作課 2012年入社
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ディレクター N.T
先輩からのひと言
番組制作の際に様々なことを調べる中で、今まで自分が知らなかったことを知る機会が多く、驚き・発見が多い点がこの仕事の醍醐味です。自分たちが作った映像が地上波などで放送・上映されるのを見た時の達成感はひとしおです。
また、いろいろな「人」と関わることが多いのも、この仕事の特徴であると同時に、魅力でもあります。
営業
営業とは? 弊社の営業は、放送局や広告代理店、番組制作会社をクライアントとし、放送局の請負業務・番組制作業務・中継車業務・ENG業務及び編集業務のコーディネートを行います。取り扱う業務は多岐にわたり、その最初の窓口になるのが私たち営業部です。クライアントと打ち合わせを行い、技術スタッフと調整し、裏方として細部まで現場をフォローします。営業担当としての予算管理はもちろんですが、業務内容によって仕様が全く異なるため、専門的な知識も求められます。進化していく機材に対応すべく、日々学習しています。
- 本社第一営業部 2010年入社
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営業F.R
先輩からのひと言
大変なこともありますが、多くのスタッフの協力のもと、自分の担当した番組が無事放送されていると達成感があります。
スポーツや音楽ライブなど、幅広いジャンルの仕事に関われるチャンスがあるので、好奇心旺盛な人は向いていると思います。